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第1654回:院長ブログ:心臓突然死とは? ~元気だった人が突然亡くなる原因と予防法~

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第1654回:院長ブログ:心臓突然死とは? ~元気だった人が突然亡くなる原因と予防法~

この記事でわかること

✅ 心臓突然死とは

✅ 主な原因

✅ 前兆はあるのか

✅ 予防する方法


心臓突然死とは?

心臓突然死とは、それまで比較的元気に生活していた人が、心臓が原因で突然心停止を起こし、短時間で亡くなってしまうことをいいます。

突然起こるため「何の前触れもない」と思われがちですが、実際には心臓の病気が隠れていることが少なくありません。

最も多い直接の原因は、心室細動や心室頻拍などの致死性不整脈です。

 

 

 

 

 

 

【図1:心臓突然死が起こる仕組み】


主な原因

心臓突然死の原因として多い病気には、

  • 心筋梗塞
  • 虚血性心疾患
  • 心筋症
  • 心不全
  • 重症の不整脈
  • 遺伝性不整脈(ブルガダ症候群、QT延長症候群など)

があります。

特に心筋梗塞後は、致死性不整脈のリスクが高くなることがあります。


前兆はあるの?

すべての方に前兆があるわけではありません。

しかし、

  • 胸の痛み
  • 胸の圧迫感
  • 動悸
  • 失神
  • 強い息切れ
  • めまい

などが、心臓からの重要なサインであることがあります。

このような症状を繰り返す場合は、早めの受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

【図2:見逃してはいけない前兆】


心停止が起きたら

心停止では時間との勝負です。

その場にいる人が、

  1. 119番通報
  2. 胸骨圧迫(CPR)
  3. AEDの使用
  4. 救急隊への引き継ぎ

を速やかに行うことで、救命率を高めることができます。


予防するには?

心臓突然死を完全に防ぐことはできませんが、リスクを減らすことは可能です。

  • 高血圧を治療する
  • 糖尿病を管理する
  • 禁煙する
  • LDLコレステロールを適切に管理する
  • 適度な運動を続ける
  • 胸痛や失神を放置しない
  • 定期的に健康診断を受ける

心臓病の早期発見・早期治療が最大の予防になります。


ICD(植込み型除細動器)という治療

重症の心筋症や、致死性不整脈を起こしたことがある方では、**ICD(植込み型除細動器)**を植え込むことで、突然死を予防できる場合があります。

ICDは危険な不整脈を感知すると、自動的に電気ショックを行い、正常なリズムへ戻す医療機器です。


当院の考え方

心臓突然死は「突然起こる病気」ではなく、多くは心臓病の結果として起こります。

当院では、胸痛や動悸、失神などの症状を丁寧に評価し、必要に応じて心電図やホルター心電図、心エコー検査などを行い、重大な病気の早期発見に努めています。


まとめ

✅ 心臓突然死の多くは致死性不整脈が原因

✅ 心筋梗塞や心筋症などが背景にあることが多い

✅ 胸痛・失神・動悸は重要なサイン

✅ CPRとAEDが救命率を大きく高める


当院からのメッセージ

心臓突然死は、決して高齢者だけの病気ではありません。

「少し様子を見よう」と考えず、胸痛や失神、動悸など気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。


院長のワンポイントアドバイス

心臓突然死を防ぐ最大のポイントは、「前兆を見逃さないこと」です。

胸の痛みや失神を軽く考えず、早めに検査を受けることが、ご自身や大切なご家族の命を守ることにつながります。


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