第1563回:院長ブログ:フェリチンとは? ~「隠れ鉄欠乏」を見つける大切な検査です~
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✅ フェリチンとは何か
✅ 貧血との違い
✅ フェリチンが低くなる原因
✅ 鉄剤が必要になることがあるケース
フェリチンとは、体内に蓄えられている「貯蔵鉄」の量を反映する検査です。
ヘモグロビンが正常でも、フェリチンが低い場合は体内の鉄が不足し始めている可能性があります。
この状態は「隠れ鉄欠乏」と呼ばれることもあります。
鉄は赤血球をつくるだけではなく、筋肉や脳など全身で重要な働きをしています。
フェリチンが低い状態では、
などの症状がみられることがあります。
月経のある女性では、毎月の出血によって鉄が失われるため、フェリチンが低い方は珍しくありません。
健康診断でヘモグロビンが正常でも、フェリチンだけが低いことがあります。
症状がある場合は、フェリチンを測定することで鉄不足が見つかることがあります。
【図1:フェリチンが低くなる主な原因】
フェリチンの基準値は検査機関によって異なりますが、「基準範囲内」であっても十分とは限りません。
一般的には、
ただし、年齢や性別、症状、基礎疾患によって適切な値は異なるため、数値だけで判断することはできません。
フェリチンが低い原因として、
などが考えられます。
男性や閉経後の女性でフェリチンが低い場合は、消化管からの出血が隠れていることもあるため、原因を調べることが重要です。
【図2:フェリチンが低いと言われたら】
✅ フェリチンは体内の鉄の貯金を表す検査
✅ ヘモグロビンが正常でもフェリチンは低いことがある
✅ 月経のある女性では低値がよくみられる
✅ 一般的には20 ng/mL以上、アスリートでは30 ng/mL以上を目安に考えることがある
✅ 原因を調べたうえで適切に治療することが大切
「貧血ではないから大丈夫」と思っていても、フェリチンが低いことでさまざまな不調につながっている場合があります。
気になる症状がある方や健診で鉄不足を指摘された方は、お気軽にご相談ください。
フェリチンは**「鉄の貯金通帳」**のようなものです。
ヘモグロビンだけでは分からない鉄不足を見つけられることがあり、特に月経のある女性やスポーツをされる方では、一度確認する価値のある検査です。
**~赤血球の大きさで貧血の原因がわかることがあります~