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第1564回:院長ブログ:MCVとは? ~赤血球の大きさで貧血の原因がわかることがあります~

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第1564回:院長ブログ:MCVとは? ~赤血球の大きさで貧血の原因がわかることがあります~

この記事でわかること

✅ MCVとは何か

✅ MCVが低い・高い意味

✅ 貧血との関係

✅ 追加検査が必要なケース


MCVとは?

MCV(平均赤血球容積)は、赤血球1個あたりの大きさを表す検査です。

ヘモグロビンだけでは分からない**「貧血の原因を推測する手がかり」**になります。


MCVが低い場合

MCVが低いと、赤血球が通常より小さい状態です。

代表的な原因は

  • 鉄欠乏性貧血
  • 慢性的な出血
  • サラセミア(体質による場合)

などがあります。

フェリチン検査を追加することで、鉄不足かどうかを詳しく調べられることがあります。


MCVが正常の場合

MCVが正常でも貧血になることがあります。

例えば

  • 慢性腎臓病
  • 慢性炎症
  • 急性出血

などが考えられます。

他の血液検査や腎機能なども合わせて評価します。


MCVが高い場合

MCVが高いと、赤血球が通常より大きい状態です。

考えられる原因には

  • ビタミンB12不足
  • 葉酸不足
  • 飲酒
  • 肝臓の病気
  • 一部の薬剤
  • 甲状腺機能低下症

などがあります。

【図1:MCVが低い・正常・高いで考えられる主な原因】


健診でMCV異常を指摘されたら

MCVだけで病気を診断することはできません。

ヘモグロビン、フェリチン、ビタミンB12、葉酸、腎機能などを組み合わせることで、原因をより詳しく調べることができます。

【図2:MCV異常と言われたら】


こんな方はご相談ください

  • 健診で貧血を指摘された
  • MCV異常と言われた
  • フェリチンが低い
  • 疲れやすい
  • めまいが続く
  • 食事量が少ない

まとめ

✅ MCVは赤血球の大きさを表す検査

✅ MCVの値は貧血の原因を考えるヒントになる

✅ MCVだけでは診断できない

✅ 他の血液検査と合わせて評価することが重要


当院からのメッセージ

健診結果には、ヘモグロビンだけでなくMCVも記載されています。

見慣れない項目ですが、貧血の原因を探るうえでとても大切な情報です。

健診結果で気になる点があれば、お気軽にご相談ください。


院長のワンポイントアドバイス

「貧血=鉄不足」とは限りません。

MCVを見ることで、鉄不足だけでなく、ビタミン不足や腎臓・肝臓の病気などを疑うきっかけになります。


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