第1599回:院長ブログ:糖質制限は脂肪肝に効く? ~肝臓にたまった脂肪は減らせるのでしょうか?~
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✅ 脂肪肝とはどんな病気?
✅ なぜ糖質で脂肪肝になるの?
✅ 糖質制限で改善する理由
✅ 当院が考える脂肪肝改善のポイント
脂肪肝とは、
肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積した状態です。
以前は「お酒の飲み過ぎ」が主な原因と考えられていましたが、
現在では肥満、糖尿病、メタボリックシンドロームに伴う脂肪肝が大きな割合を占めています。
近年は「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」に代わり、代謝異常を反映した新しい概念として**MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)**という名称も用いられるようになっています。
糖質を摂取すると、
ブドウ糖として吸収されます。
すぐに使われる分はエネルギーになりますが、
余ったブドウ糖は肝臓で
中性脂肪へ変換されます。
これを**「新規脂肪合成(de novo lipogenesis)」**といいます。
特に、
などは、
脂肪肝との関連が指摘されています。

【図1:糖質から脂肪肝になる仕組み】
糖質を適切に減らすことで、
ため、
脂肪肝の改善が期待できます。
体重が減ることも改善に寄与しますが、
一部の研究では体重減少とは独立して肝脂肪が減少したことも報告されています。
食事療法に加えて
などを取り入れることで、
脂肪肝改善効果が高まることが期待されます。
いいえ。
実際には、
お酒をほとんど飲まない方でも脂肪肝になることは珍しくありません。
肥満だけでなく、
なども大きく関係しています。

【図2:脂肪肝を改善するための生活習慣】
当院では、
脂肪肝を単なる肝臓の病気ではなく、
全身の代謝異常のサインと考えています。
そのため、
を組み合わせ、患者さん一人ひとりに合った改善方法をご提案しています。
✅ 脂肪肝は糖質の摂り過ぎとも深く関係する
✅ 肝臓では余った糖質が中性脂肪へ変換される
✅ 糖質制限で脂肪肝の改善が期待できる
✅ 食事と運動を組み合わせることが重要
脂肪肝は初期にはほとんど症状がありません。
しかし、そのまま放置すると肝硬変や肝がんのリスクが高まる方もいます。
健康診断で脂肪肝や肝機能異常を指摘された場合は、早めに生活習慣を見直しましょう。
脂肪肝は「肝臓だけ」の病気ではありません。
血糖値や中性脂肪、体重など、全身の代謝と深く関わっています。
糖質との付き合い方を見直すことが、肝臓を守る第一歩です。
**~なぜ糖質を減らすと中性脂肪が下がりやすいのでしょうか?~