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第1591回:院長ブログ:尿ケトン体が陽性と言われたら? ~糖尿病だけではありません。正常な代謝でもみられることがあります~

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第1591回:院長ブログ:尿ケトン体が陽性と言われたら? ~糖尿病だけではありません。正常な代謝でもみられることがあります~

この記事でわかること

✅ 尿ケトン体とは

✅ 陽性になる原因

✅ 心配しなくてよい場合

✅ 早めの受診が必要な場合


尿ケトン体とは?

通常、私たちの体はブドウ糖を主なエネルギー源として利用しています。

しかし、糖質が不足すると、体は脂肪を分解してエネルギーを作るようになり、その過程でケトン体が作られます。

そのため尿中にケトン体が出ることがあります。


尿ケトン体が陽性になる主な原因

  • 糖質制限・ケトジェニックダイエット
  • 長時間の絶食
  • 発熱
  • 激しい運動
  • 嘔吐・下痢
  • 妊娠(つわり)
  • 糖尿病(インスリン不足)

【図1:尿ケトン体が陽性になる主な原因】


糖質制限で陽性でも大丈夫?

糖質制限中やケトジェニックダイエットでは、尿ケトン体が陽性になることは珍しくありません。

これは、脂肪をエネルギーとして利用していることを反映しており、血糖値が正常で体調も良ければ、必ずしも異常ではありません。

一方で、

  • 強い口渇
  • 多尿
  • 吐き気・嘔吐
  • 腹痛
  • 強いだるさ
  • 意識がぼんやりする

などがある場合は、**糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)**などの可能性があり、早急な受診が必要です。

【図2:尿ケトン体が陽性と言われたら】


健診で陽性と言われたら

まずは、

  • 食事内容
  • 糖質制限の有無
  • 発熱や体調不良
  • 糖尿病の有無
  • 服用中の薬(特にSGLT2阻害薬)

などを確認します。

必要に応じて、

  • 血糖値
  • HbA1c
  • 血液中のケトン体
  • 血液ガス検査(必要時)

などを追加します。


こんな方は早めに受診してください

  • 糖尿病がある
  • SGLT2阻害薬を服用している
  • 強い口渇や多尿がある
  • 吐き気・嘔吐・腹痛がある
  • 意識がもうろうとする

まとめ

✅ 尿ケトン体は脂肪がエネルギーとして使われると増える

✅ 糖質制限でも陽性になることがある

✅ 血糖値が正常で体調が良ければ心配ないことも多い

✅ 糖尿病や体調不良を伴う場合は早めに受診する


当院からのメッセージ

尿ケトン体陽性は、必ずしも病気を意味するわけではありません。

食事内容や体調によって一時的に陽性となることもありますが、糖尿病や脱水などが隠れていることもあります。気になる場合はお気軽にご相談ください。


院長のワンポイントアドバイス

尿ケトン体は「なぜ出ているのか」を考えることが大切です。

糖質制限中で血糖値が正常、体調も良ければ生理的な変化であることが少なくありません。一方で、高血糖や脱水、強い体調不良を伴う場合は、早めの受診をおすすめします。


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