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第1595回:院長ブログ:なぜ糖質を減らすと血糖値が下がるの? ~体の仕組みから理解する糖質制限~

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第1595回:院長ブログ:なぜ糖質を減らすと血糖値が下がるの? ~体の仕組みから理解する糖質制限~

この記事でわかること

✅ 食べた糖質は体でどうなるの?

✅ 血糖値が上がる仕組み

✅ インスリンの役割

✅ 糖質制限で血糖値が改善する理由


私たちの体は何をエネルギーにしている?

私たちの体は、

  • 糖質
  • 脂質
  • たんぱく質

という3つの栄養素からエネルギーを作っています。

その中でも糖質は最も速くエネルギーになる栄養素です。

ご飯やパン、麺類、果物、お菓子などに含まれる糖質は、消化されてブドウ糖となり、小腸から血液中へ吸収されます。


血糖値はなぜ上がる?

食事で糖質を摂ると、

糖質

ブドウ糖になる

血液中へ吸収される

血糖値が上がる

これは健康な人でも起こる正常な生理現象です。

【図1:糖質を食べると血糖値が上がる仕組み】


インスリンは悪者ではありません

血糖値が上がると、

膵臓から

インスリン

というホルモンが分泌されます。

インスリンには、

  • 血液中のブドウ糖を細胞へ取り込む
  • 肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄える
  • 余ったエネルギーを脂肪として蓄える

という大切な働きがあります。

つまり、

インスリンは命を守る重要なホルモンです。


問題なのは「大量の糖質」

糖質をたくさん食べると、

血糖値が大きく上昇します。

すると、

インスリンも大量に分泌されます。

この状態が毎日続くと、

体はインスリンが効きにくくなる(インスリン抵抗性)ことがあり、

糖尿病や肥満につながる可能性があります。


糖質を減らすと何が起こる?

糖質を適切に減らすと、

食後に血液へ入るブドウ糖が少なくなるため、

血糖値の上昇が穏やかになります。

すると、

インスリンも必要以上に分泌されなくなります。

その結果、

  • 血糖値が安定する
  • 空腹感が減ることがある
  • 中性脂肪が改善しやすい
  • 体脂肪が減りやすい

といった変化が期待できます。

 

【図2:糖質制限で体の中はどう変わる?】


糖質をゼロにする必要はありません

糖質制限は

「糖質を食べてはいけない」

という食事法ではありません。

重要なのは、

必要以上に糖質を摂りすぎないことです。

極端な制限ではなく、

続けられる方法を選ぶことが成功の秘訣です。


当院の考え方

当院では、

血糖値だけを見るのではなく、

  • HbA1c
  • 食後血糖
  • 中性脂肪
  • HDLコレステロール
  • 肝機能
  • 体重
  • 腹囲

なども合わせて評価し、

患者さんごとに無理のない糖質制限をご提案しています。


まとめ

✅ 糖質はブドウ糖となって血液へ入る

✅ 血糖値が上がるとインスリンが分泌される

✅ インスリンは命を守る重要なホルモン

✅ 糖質を適切に減らすことで血糖値の急上昇を抑えられる

✅ 続けられる糖質制限が大切


当院からのメッセージ

糖質制限の目的は、「糖質を悪者にすること」ではありません。

血糖値の急上昇を防ぎ、体への負担を減らすことです。

ご自身に合った方法を一緒に考えていきましょう。


院長のワンポイントアドバイス

糖質制限は「我慢する食事」ではなく、「血糖値を安定させる食べ方」です。

食べる量や内容を少し見直すだけでも、体は大きく変わることがあります。


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