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第1589回:院長ブログ:Dダイマーが高いと言われたら? ~「血栓があります」という意味ではありません~

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第1589回:院長ブログ:Dダイマーが高いと言われたら? ~「血栓があります」という意味ではありません~

この記事でわかること

✅ Dダイマーとは何か

✅ 高くなる原因

✅ 血栓との関係

✅ 早めの受診が必要な症状


Dダイマーとは?

Dダイマーは、

体の中でできた血の塊(血栓)が分解されたときに増える物質です。

そのため、

「血栓ができている可能性があるか」を調べる重要な検査として利用されています。

しかし、

Dダイマーが高い=必ず血栓がある、というわけではありません。


Dダイマーが高くなる主な原因

Dダイマーはさまざまな状態で上昇します。

  • 深部静脈血栓症(DVT)
  • 肺塞栓症
  • 感染症
  • 炎症
  • 手術後・外傷後
  • 悪性腫瘍
  • 妊娠
  • 高齢

【図1:Dダイマーが高くなる主な原因】


血栓が疑われる症状

次のような症状がある場合は、血栓症の可能性があります。

足の血栓(深部静脈血栓症)

  • 片脚だけ腫れる
  • 痛み
  • 赤くなる
  • 熱感がある

肺塞栓症

  • 急な息切れ
  • 胸の痛み
  • 呼吸が苦しい
  • 失神

このような症状がある場合は、早めの受診が必要です。

【図2:Dダイマーが高いと言われたら】


健診で高値と言われたら

症状がない場合でも、

医師が必要と判断すれば

  • 下肢静脈エコー
  • 胸部CT(造影CT)
  • 血液検査

などを追加することがあります。

一方で、

年齢や基礎疾患の影響で軽度上昇することもあり、

数値だけで血栓症とは診断できません。


こんな方は早めに受診してください

  • 急な息切れがある
  • 胸が痛い
  • 片脚だけ腫れている
  • 足の痛みが急に出た
  • 手術後・長時間の飛行機搭乗後に症状が出た

まとめ

✅ Dダイマーは血栓が分解されたときに増える物質

✅ 高値でも血栓以外の原因が多い

✅ 症状がある場合は早めの受診が重要

✅ 必要に応じて画像検査を追加する


当院からのメッセージ

Dダイマーは、血栓症を疑う際に非常に役立つ検査ですが、年齢や感染症などでも高くなることがあります。

検査結果だけで自己判断せず、症状や診察所見も合わせて総合的に評価することが大切です。


院長のワンポイントアドバイス

「Dダイマーが高い」と言われても、慌てる必要はありません。

一方で、息切れや胸痛、片脚の腫れなどの症状を伴う場合には、肺塞栓症や深部静脈血栓症などの可能性もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。


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