こんにちは。船橋駅前の内科・循環器（心臓血管）内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

みなさん、マグネシウムって意識したことありますか？

いわゆるミネラルの一つですね。

マグネシウムは、体内では半分以上がカルシウムと共に骨や歯に存在しており、残りは筋肉や神経細胞などに存在しています。

そして、体内にある数千種類の酵素のうち、 約300種類の酵素を活性化させて体内のさまざまな代謝を助け、さらに心筋や筋肉の収縮、神経の情報伝達にもかかわる必要不可欠なミネラルです。

マグネシウムとカルシウムのバランスが崩れると 筋肉が正常に動かなくなり、しびれやけいれんが起きたり高血圧や心臓病の原因となったりします。

また神経の興奮が抑えられなくなって、いらいら、 うつ状態などの症状を引き起こします。

マグネシウムはインスリンの分泌にも関係してお り、不足するとインスリンの感受性（体の中での効き具合）が低下し、糖尿病などを引き起こしやすくなります。

また、マグネシウム不足では体の中に活性酸素が増加するので、コレステロールが酸化され動脈硬化を促進すると言わ れています。

さらに、マグネシウムが不足するとビタミンB1が体の中で働かなくなり、疲労が蓄積するのです。

そんなマグネシウムですが、食品としては特に大豆製品や魚介類に多く含まれており、代表的なものとしては、「油揚げ」や「納豆」、「貝類」などに多く含まれます。

マグネシウムを意識した食品選びも必要ですね。